140625【vol.300】

vol.300

ベトナム生活がついに300日に到達しました。
この数字を追ってきた日記を振り返っても、これほど濃厚な時間を過ごせることができるのは人生の中で本当に貴重な体験だと思います。
母国以外での生活を送ることの難しさを感じることもありますが、このような挑戦こそが自分をまた一歩違う世界へ導いてくれるのだと思います。
ハノイとはどういう国なのか、そんなところから初めての単身長期海外生活について家族など多くの人に知ってもらうことからはじまったように思います。 それからハノイでの生活や文化について触れながらももう一つ「建築設計」という軸についての自分の考えも少しずつ取り入れながら発信していけるようになっていきました。
公私ともに次第に慣れていった半年を越え、ここ数ヶ月でさらに多くの人に出会い、おかげで「日本人」「外国人」「ベトナム人」という枠組みの中で様々な出会いが増えました。こうしてプライベートの比率を1/3にわけて付き合っていくことで思考や言語の向上につなげられているのかなと思っています。

仕事も順調で決められた時間の中で迷いながらも必死にプロジェクトを進めるのも楽しんでいます。以前までの本制作での時間の流れ方の違いにも差を感じますが、これぞ求めていた刺激なのだと日々格闘している自分がいます。家に帰ってもプロジェクトについて考えるくらい頭のなか仕事であふれていますが、同時にプライベートも充実しているので以前よりボケーッとする時間も減りました。

自分だけではなく周りも変化しているのが同時に励みになっています。
雑誌に次世代の建築家として100人の中に選ばれ、様々なコンペで実績を残している旦那。
ラスベガスという大都会での海外生活が始まった妹。
新たにこの世に命を授けてくれ素晴らしい世界を魅せてくれる姉。
パートナーと新しい人生を歩み始めた親友。
もちろんここに書ききれないほど家族をはじめ友人など皆が色々な形で成長をし日本から3,600km離れている私に勇気を与えてくれるのです。

まだ人生の通過点でしかないハノイなので、これからまた先の見通しをたてなければいけないなと考えています。ただ、今はこれはこれで楽しいなと思える時間が自分の中に流れていることを幸せに思います。

2014.06.25