140811【wedding anniversary】

vol.346

結婚一周年記念。
籍を入れてそのままハノイへ飛んでから早くも1年が経った。

未だにデザインを検討している結婚指輪制作を進めるべく以前から目をつけていた都内の町工場へ見学と相談をしにいく。
自分たちの指輪のデザインを考える意欲も高まったが、ここにきたことがどんなデートよりも興奮したし勉強になった。
案内してくれた方が親身になって話を聞いてくれ工場にある機械を細かく案内してくれたのだが、本当にこういう場所で仕事が出来る事がすごく羨ましかった。どんな依頼もノーと言わずに一生懸命開発に取り組むあの工場と生涯付き合っていけたら最高に幸せなのだろう。

結婚記念日といえば夫が妻にプレゼントを送るなど、「夫→妻」という構図が見えるがそれがどうしても私には理解できない。
結婚してくれてありがとうと言われる筋合いもなければ何かを感謝されたいという気持ちは微塵もない。それが悪いとは言っているわけではなく、色々な夫婦の形があるはずなのでその中で私達なりの結婚を見つけたいのだ。

やっくんの言ってくれた言葉を借りると、互いの夢を応援しあうための「結婚」であり共に前進していくためのもの。
その経過を記念日である8月11日に振り返りながら、次の一年に向けて互いの良かった所と悪かった所を挙げていった。
私達は年に一度の結婚記念日を「家族会議の日」にしている。
ただでさえ話し合う時間が少ないので、この限られた1日を有効にするべく、何をするべきかを明らかにし整理することで自分のビジョンを確認することができる。

かしこまった言い方をしてきたが、年に一度美味しいご飯を食べながら夫婦の時間を大切にするというありきたりな記念日を祝うのが酒井家の掟。

そんな今年は南青山にあるよろにく。
東京都港区南青山6-6-22 ルナロッサ南青山B1F
TEL:03-3498-4629

2014.08.11

 factory visit / 工場見学

factory visit / 工場見学

 anniversary dinner / 記念日の食事

anniversary dinner / 記念日の食事

140810

vol.345

横浜にある家系ラーメンの総本山である吉村家。
日本滞在での最後のドレス選びを終え、ここに訪れた。

このラーメン屋必ずと言っていいほど平日・祝日問わず行列になっているのだが、今回も同様その列に行儀よく並ぶことに。幸せなことに腹をすかせると怒り出すタイプではないため行列に並ぶことにあまり抵抗はないのだ。
並んでまで食べに来るほどここの何が良いのだろうか。何度か食べに行ってるのだが、実は未だに明確な応えにたどり着けていない。
ただ言えることとしては、1つに毎度長蛇の列が並んでいるものの非常に効率よく運営しているため実はそこまで長時間並ぶ必要がない。2つにスープがしっかりしているのでいつも残しがちの私でも結構飲みきれる。3つに、総本山というブランド力が集客率を上げているのだろう。
家系ラーメンの違いが分かるほどラーメン通ではないので意味のない宣伝なのだが、それにしてもここにきて美味しいラーメンを食べられたことに満足していることは間違いない。

夜はSFCの同期である連勇太朗の事務所兼自宅を訪問し、久しぶりに同期会を開催。
相変わらず1人独走状態で本当に尊敬する連だが、将来設計も以前よりはっきりみえてきているようでより大きくなっていた姿に自分も励まされた。 都市を更新する木造賃貸アパートの改修レシピ〜モクチン企画:連勇太朗

最後は鵠沼の酒井家へ行きお泊り。毎度突然お邪魔しても怒らずに迎え入れてくれる義両親に頭があがらないばかりか、嫁なのに誰よりものんびり過ごし甘えてばかり。本当に短い時間だったが、いつもここではぐっすりと寝られるので最高に幸せな時間を過ごせた。

2014.08.10

 Mokuchin office/ モクチン事務所

Mokuchin office/ モクチン事務所

140809

vol.344

残りの数日をしっかり楽しむべくゆっくりとした時間を義祖父母と過ごす。
皆で昼を近所のイタリアンで食べたのだが、義叔母、義従兄弟など親戚が近くに住んでいることがすごく幸せなことだなと実感。会いたければ家を出て隣の家を叩けばいい。心配事があってもすぐに駆けつけられるし、助け合える環境にある。
ありがたいことにハノイに来たことで家族に何かあった時に駆けつけられないもどかしさを余計に知ったので帰国中は全ての家族を大切にしたいと思った。

夜はSFCの先輩との夕飯。その流れで映画ドラえもん stand by meを見に行くこと。
いい大人4人でレイトショーを見に行くことになるなどこの帰国中の予定にはなかったはずだが、こういう時間がすごく楽しくて仕方なかった。

2014.08.09

 mens gathering til morning / 集い

mens gathering til morning / 集い

140804

vol.339

久しぶりに隣にすんでいる彼の祖父母家に挨拶に行く。

なんとも嬉しい事に家に入って早々可愛らしい犬たちにお出迎え頂いた。いない間にどの家にも家族が増えていたので、はじめましての挨拶ラッシュなのだが犬さんたちの歓迎は人間と比較しても非常に激しく、そんな迎えてもらえる感じが心地よかった。

午前中はひたすら家を掃除し、夕飯は餃子パーティ。
皆でご飯を一緒に作り、食べながら旦那の帰りを待つ。なんとも幸せな日常。

2014.08.04

 new family / 新たな仲間

new family / 新たな仲間

140803

vol.338

出だしから大忙しの一時帰国。
2日目の本日は式場見学。すでに会場は決まっているのでプランナーとの打合せを兼ねての挨拶。
天気もよく、当日も晴れれば最高に素敵な式になるんだろうなと思いながら式場内を案内してもらう。
式場を決めるまでにすでに5回程見に来てもらっている新郎は慣れた雰囲気でプランナーさんとともにはじめて訪れた私を案内をしてくれた。本当にいつも任せてばかりだったなと感謝しながら今後のスケジュールを聞く。ハノイ在住の新婦のために今後の日程を念入りに決めなければならず、どこまでできるか分からないがやれることは全部やりたいと話をしながら思うのであった。

打合せを終えたらドレスの試着のため移動。この時点で2日前から忙しく動き回っていた上にほぼ寝ずな状態で活動してきた夫婦はエネルギーが切れ始める。
始めての試着は新婦5着、新郎3着。
これが良いというものがなく訪れたためひとまず全種類を試すことに。
計500着程ある中で自分のドレスを決めなければいけないのだからそれはもう頭がいっぱいにならないはずはない。寝ていない脳みそには完全にオーバーワーク。

一生に一度というものの、人の記憶にはなかなか残りにくいのがウェディングドレス。
せめて新郎の記憶には残しておきたいので、そんなことをテーマにこの滞在中はドレス散策に努めよう。

2014.08.03

140802【my girl's wedding】

vol.337

日本着。
前回の反省を活かし今回はWiFiを空港で借りる。ネットワークにお金を払わなければいけない日本に対し、どこにでもWiFiが飛んでるベトナムがすごく便利だということがわかる。
帰って早々センター南の実家へ。 はじめましての甥っ子に挨拶を終え、大好きな彼らと遊ぶ間も無く美容院へ直行。

そんな本日は橋本玲子の結婚式。幼なじみでありかけがえのない心友(同心の友)である。
幼い時から一緒で学校でも散々一緒にバカした彼女。ふたばを離れても必ず会っていた数少ない1人である。本気で怒れる相手、そんな関係を築ける相手だと一方的に思っている。

彼女の旦那となるべき人については面白いことに出会う前から話を聞いていたという謎な始まり方だった。 そして、彼に会ったら会ったで楽に接することの出来る人で彼女を介さずしても話せるほど仲が良くなった。(おかげで微妙ながらにサプライズもできた)
玲子の結婚までの経緯を全部見ている1人として、結婚式という場に参加できることは本当に幸せなことなのだけれど、更に夫婦で招待してもらうことができてより一層嬉しい気持ちになれた。

人の名前を覚えないやっくんが唯一覚えてくれたのが玲子だった。
「彼女は君にとってとても大切な人だから2人の関係を大事にしなさい」と父親のような言葉さえ言われたのを鮮明に覚えている。

式では彼に「彼女を泣かせるなよ」と面倒なおばさん的な言葉をかけようかと思ったのだが、2人の姿を見ていたらそんな言葉がちっぽけで安い言葉であることに気づいてしまった。(もっと早くに気づけたのだろうが)
「これからも幸せな家族を私にみせつけ続けてください。」それが私の一番の望みであり私自身の幸せです。

 happy wedding 

happy wedding 

彼女の人を想う気持ちとその気の配り方、相手を思いやる一生懸命なところが大好きでたまらないが、そんな彼女の新たな一歩を影ながらも応援できればと思う。

たまらなくかけがえのない存在である貴方がこれからもこれまでのような幸せな人生になりますように。
Happy Wedding Reiko and Takumi.

2014.08.02

140730

vol.334

午前全てを施主打合せに使うとどうしても体力が消耗される。
特にマスタープランが目まぐるしく変わっている最近では打合せ後に激しい脱力傾向にある。

ただ今週末に帰国するのでそれまでにまとめ上げなければいけないし、そろそろ基本設計に入っていきたいと皆がウズウズしているのでこれでFIXしないだろうかと願いながら作業を続ける。

そんな中今バイブルとなっているのはGeoffrey Bawa とKerry Hill。
どちらもトロピカルリゾートの神様的な存在であり、ハノイに来てから彼らの作品から学ぶことが多くある。

前者のGeoffrey Bawaは転職記念に師匠から頂いたもの。
それまでざっくりとしか知らなかったのもありもらった時はただ嬉しかったのだが、今では毎日教科書として利用するほどの愛用品となっている。もうこれなしには今のプロジェクトは進められないのではないかというくらい大好きな作品集となった。エントランスの作り方はもちろん内と外の関係が絶妙でそれでいてランドスケープが美しく作られている。マクロでみることに慣れていないので彼の作品で日々勉強している。

後者のKerrry Hillに関してはファサードのディテールが非常に美しい。彼自身バワにすごく影響されていて、それが随所に伝わってくる。
ルーバーの間隔も嫌味なく繊細さを表現できている上に東南アジアなのに施工がなぜか美しい。これまで住宅が得意な建築家なのだと勝手に思い込んでいたのだがホテルも変わらず美しい。ただ本だと内観がいまいち伝わりにくいので実際に訪れたい。

とまぁ、どちらもこの目で見たことがないので非常に悔しいが、是非友時間をつくってこの2人の建築旅行をしてみよう。そしてこの人達に影響されながらもいつか自分がこんな美しい空間を表現できる作り手になれないだろうか。

Geoffrey Bawa (1919-2003)
Sri Lankan architect. He is the most renowned architect in Sri Lanka and was among the most influential Asian architects of his generation. He is the principal force behind what is today known globally as ‘tropical modernism’. (from wikipedia)

Kerry Hill(1943-)
Since graduating from the University of Western Australia in 1968, Kerry Hill has spent the past 30 years working as an architect in Southeast Asia, establishing his own office in Singapore in 1979. (from a+u)

2014.07.30

 Geoffrey Bawa (1919-2003)

Geoffrey Bawa (1919-2003)

 book of kerry hill

book of kerry hill

140701

vol.306

1日という響きは好きだ。生まれ日もそうだが、気分を新しくスタートできる日。

そんなここちの良い日に素晴らしいニュース。
やっくんがCode for Resilience ハッカソンのグランドプライズを受賞したのだ。
授賞式と色々なイベントに参加するためにロンドンに行ったのだ。

world bank news

彼の日々の努力を陰ながら見ていただけに聞いた時の喜びは大きかった。
「逃げ地図」というシステム自体に価値のあるものだと思うが、こうして評価されることで注目され、結果的に一般化しやすい環境にもっていっているという動きにも意味があると思う。

正直システムのことに関してはさっぱりの素人なので下記の彼の日記を読んでもらえれば少しはわかりやすいのではないだろうか。
yasushisakai

同じ文章でも言葉の表現方法が違う両者の書き方に読み手としてはその差を如実に実感でき面白いかもしれない。

ロンドンとハノイの距離は時差とネットワークの問題点によりあまりに難しい事がわかったのでできれば避けるべきだと思う。

2014.07.01

140625【vol.300】

vol.300

ベトナム生活がついに300日に到達しました。
この数字を追ってきた日記を振り返っても、これほど濃厚な時間を過ごせることができるのは人生の中で本当に貴重な体験だと思います。
母国以外での生活を送ることの難しさを感じることもありますが、このような挑戦こそが自分をまた一歩違う世界へ導いてくれるのだと思います。
ハノイとはどういう国なのか、そんなところから初めての単身長期海外生活について家族など多くの人に知ってもらうことからはじまったように思います。 それからハノイでの生活や文化について触れながらももう一つ「建築設計」という軸についての自分の考えも少しずつ取り入れながら発信していけるようになっていきました。
公私ともに次第に慣れていった半年を越え、ここ数ヶ月でさらに多くの人に出会い、おかげで「日本人」「外国人」「ベトナム人」という枠組みの中で様々な出会いが増えました。こうしてプライベートの比率を1/3にわけて付き合っていくことで思考や言語の向上につなげられているのかなと思っています。

仕事も順調で決められた時間の中で迷いながらも必死にプロジェクトを進めるのも楽しんでいます。以前までの本制作での時間の流れ方の違いにも差を感じますが、これぞ求めていた刺激なのだと日々格闘している自分がいます。家に帰ってもプロジェクトについて考えるくらい頭のなか仕事であふれていますが、同時にプライベートも充実しているので以前よりボケーッとする時間も減りました。

自分だけではなく周りも変化しているのが同時に励みになっています。
雑誌に次世代の建築家として100人の中に選ばれ、様々なコンペで実績を残している旦那。
ラスベガスという大都会での海外生活が始まった妹。
新たにこの世に命を授けてくれ素晴らしい世界を魅せてくれる姉。
パートナーと新しい人生を歩み始めた親友。
もちろんここに書ききれないほど家族をはじめ友人など皆が色々な形で成長をし日本から3,600km離れている私に勇気を与えてくれるのです。

まだ人生の通過点でしかないハノイなので、これからまた先の見通しをたてなければいけないなと考えています。ただ、今はこれはこれで楽しいなと思える時間が自分の中に流れていることを幸せに思います。

2014.06.25

140618

vol.293

[Invitation for LMN COMPETITION]
Here, lmn architecture have announced a competition for the international competition "ALGODEQ". My husband is one of the author for this work.
The winning prize money will be divided and refunded to participants if they win the real competition of "ALGODEQ".
There is an explanation video below to know how it works.
(*Only available with chrome browser)

LMN Architecture is a alternate design method to invoke non-designers to participate and generate plans in a evolutionary manner as a collective whole. It applies a inheritance system which is popular in software science to measure the similarity within two given proposals.
Anyway, they are saying that if achieved, they are dividing, and giving away the prize money(approx. $9500) to the registered users of the system.

[LMN コンペ] 
現在行われているALGODEQという国際コンペのためのコンペを開催しています。
実は以前にも同様のシステムをつくっておりその進化型の第二弾目となるこのコンペ。やっくんがが制作者の1人としてこのシステムを作っています。

このシステムは建築の専門的知識を必要とせず誰でも設計プロセスに関与できるよう制作されているため、気軽にゲーム感覚で楽しめるかと思います。
なんと制作者がこの国際コンペに勝った際にはこのLMNコンペの勝者に賞金を配当してくれるという特典付きなのでやれば自分にも大きなチャンスが舞い込んでくるかもしれません。

現実においても建築設計をする上で必ず既存の建築を参照するように、多くの人がこれに加わることで人が人のデザインを継承しながらも新たなデザインをつくりだしていくことができる画期的な挑戦だと思います。

簡単にできるように説明動画もあるので是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
(*ただしブラウザはchromeでのみ使用可)

WEBSITE/ウェブサイト LMN ARCHITECTURE

2014.06.18

140521

vol.265

私の母は佐賀錦をもう10年以上やっている。

佐賀錦とは…肥前国鹿島藩(現在の佐賀県鹿島市周辺)の御殿女中に受け継がれた織物。箔糸(金銀箔を漆で和紙に貼り、細く切ったもの)を経糸とし、絹糸を緯糸にするのが特徴である。(wikipedia)

そんな母が最期の展覧会を開催するとのこと。
是非告知をさせていただきたい。
長年この伝統技術を学び、作品を作り続けてきた母は本当に技術者として素晴らしいと思うし、事実母がこれまでつくってくれたものはデザインを含めてすごく美しいものばかりだ。 成人式には着物に合う草履や鞄を制作してくれたが、ただでさえ高価な品に母の愛情が詰まっているこれらは私の一生の宝物の1つだと思っている。
せっかく最期のチャンスだったのに見に行けないのは申し訳ないけれど、私の代わりにできるだけ多く人に見ていただければ嬉しいと娘ながらに思います。

展示のご案内
第17回静美会展 -井上佐賀錦展(最終回)-
時期:2014.05.24(土) 11:00-18:00
   2014.05.25(日) 11:00-16:00
場所:東京都中央区銀座5-9-15 銀座清月堂画廊2FL

展示では【青山みゆき】として5作品展示するらしいです。
お時間ある方は是非とも足を運んで頂きたいです。よろしくお願いします。

what is "SAGA-NISHIKI"
"Saga-Nishiki" is a beautiful intricately hand woven fabric which was first created about 180 years ago(around 1810) by the widow of one of the members of the Nabeshima Clan in Hizen-Kashima Province, Japan. She inspired from a bamboo ceiling. Eventually, this handwork became popular among the high ranking ladies living in the inner halls of the Nabeshima estate.
In the Meiji era, this art was on the wane, but it was brought into vogue again among the aristocrats before long. In addition to the original twilled fabric, such fascinating fabrics with woven figures rich in the beauties as the natural flowers, birds, and scenery widen the varieties of the design and the expression.
For Saga-Nishiki, Japanese paper gilded with gold, platinum, or silver foil, or only lacqured, cut into from 20 to 60 per each 30mm width, are used as the warp. The warp is picked up with a bamboo spatula one by one according to the design to pass through bobbined delicately coloured silk yarn.
Subtlety, skill, and artistic sense for creation are the essential for Saga-Nishiki. This is why Saga-Nishiki is called as "the ultimate" among all the traditional handwork in Japan.

2014.05.21

 invitation of saga-nishiki exhibition / 佐賀錦展覧会案内

invitation of saga-nishiki exhibition / 佐賀錦展覧会案内

 location / 行き方

location / 行き方

140520

vol.264

弱っていると身体のみならず自然と心も弱くなるもの。
先週ダウンしてからというものの正直食べる気持ちも湧かなかった。
仕事にも行けず外にも出られず仕舞だったので、誰とも会わず1人で部屋で寝続ける日々が続き少しめげていた。

そんな病弱な私を救ってくる救世主たちがこの異国の地ハノイにもいたのだった。
まずは職場の同僚。
山本さんは同じアパートということもありいつも親切にしてくれるが、差し入れをくれたり気を使ってくれるその優しさに正直涙が出るくらい嬉しかった。何より1人じゃないんだなって安心させてくれた。
メールで病気を心配してくれているのか茶化しているのかわからない外国人スタッフのメールにも励まされた。

次に大家さん。
2階に住む大家さんに偶然病院に向かう時に出会い事情を説明してからというもの、毎日のように心配してくれた。時には食事をつくってくれて、単なる大家からハノイの母のような存在 へとなった。今この家に住む最長借主者である私としては最期までここにいることが彼女への恩返しかもしれない。

もちろん日本にいる家族にもたくさんの心配をかけてしまった。
ただでさえ心配をかけているのに、インフルエンザにまでなって申し訳ない気持ちでいっぱい。これ以上重い病気は金輪際味わいたくない。特に今のような夏真っ盛りの季節に熱は本当に相性が合わないのだから。それにしても発症源はなんだったのだろうか。

というわけで、明日から復活です。
大変迷惑をかけましたが、もう大丈夫です。休んでた分、全力で取替していきます。

2014.05.20

 lunch made by the landlord / 大家からの差し入れお昼

lunch made by the landlord / 大家からの差し入れお昼

140506【Contribution】

vol.250

建築雑誌2014年5月号に寄稿させてもらいました。
建築家、そして酒井みのりとして初めての寄稿。
この機会を頂くきっかけをくださった松川昌平氏に本当に感謝しなければならないし、こうして好き勝手やっている自分をサポートしてくれている家族にも感謝したいです。
自分や進む道や今後の方向性を確認するためにも、さらなる努力をしていこうと決意したので応援よろしくお願いします。
特集= 建築情報学 アーキインフォマティクス

そして嬉しい事にこれがベトナム生活250日であり、250回目の日記。幸せな限りだ。

I had a great opportunity to contribute a magazine "Journal of architecture and building science 05:2014" as an architect Minori Sakai.
I'd like to appreciate mr. matsukawa for inviting me to write the article and all the supports from my family.
Feature: Archi-informatics http://jabs.aij.or.jp/

Fortunately, this is my 250 days in Vietnam and going to be 250th diary.

2014.05.06

 Feature:  Archi-informatics / 特集= 建築情報学 アーキインフォマティクス

Feature:  Archi-informatics / 特集= 建築情報学 アーキインフォマティクス

140505

vol.249

起きて屋上階に行き、ハロン湾の上で日の出を見る。

そして朝一からカヤッキング。 ハロン湾の広大な海の上を小さいカヤックが動ける範囲は大したものではなかった。 それでも必死に2人で息を合わせながら泳ぎまわるのは、これまた面白い。 朝一の運動を済ませたあとは船が出港場にいくまで休憩し、絶景としばしの別れをした。

この旅でわかったのはハロン湾にいくなら最低でも一泊しないともったいない。 あの空間の中で一夜を過ごすことで大自然の素晴らしさを学び直した。

この日は帰ってすぐにご近所のzennovaマッサージ。 旅の疲れを癒やしながら最高の連休を過ごすことができた。

2014.05.05

 cave adventure during kayak / カヤック中の大冒険

cave adventure during kayak / カヤック中の大冒険

 sunrise / 日の出

sunrise / 日の出

140504【Ha Long Bay trip day 01】

vol.248

ハロン湾はこれで4回目。
ただし今回は初めての船泊だからまた新鮮だ。
さらには日本人向けツアーとは違うのでこれまた楽しみの一つ。
まずは参加者だが、なんと比較的アジア系が多くその中でも日本人観光客が多く占めていた。
偶然だったのか仕組まれたものなのかは知らないが、全7組20人弱で参加したツアーはハロン湾へ向かう。
いつも訪れるお土産屋ではなく、良心的な価格設定の店だった。こんなところがあるならば日本人向けツアーに参加することのメリットは何なのだろうか。そして日本人限定の土産屋はどれほどぼったくっているのだろうかと考えさせられる。

午後一に到着して晴天の中、まずは出港場で小型船に乗る。そこから10分弱で宿泊用の中型船に乗り換えた。
宿となる船は木造2階(1FL キッチン&客室、2FL 客室&共有スペース、そして屋上階)
船で昼食を取りamazing caveと呼ばれるSung Sot Caveは初めて訪れた鍾乳洞でこれがすごい迫力。 日帰りでしかいけない鍾乳洞の数倍はあり、歩くだけで大興奮できるのはライトアップもやり過ぎ感がなかったからだ。

歩きまわった後に待っていたのは海でまったりコースか、山登りコース。
疲れていたのと暑さにやられ、持ってきていなかったものの私服で海に飛び込んだ。
その後しばらく海で寝そべりながら休日らしく静かな時間を過ごす。これぞ求めていた休日。

食事は全てno seafoodという気配りで何の苦労もなくすごくことができた。 夜になって謎に春巻き体験やイカ釣りをしたが、岩に囲まれながら星空を見る貴重な体験をできて、ハロン湾で良かったと心から満足した。

2014.05.04

 beach in halong bay / ハロン湾の海

beach in halong bay / ハロン湾の海

 evening view / 夕景

evening view / 夕景

140503

vol.247

土曜日に休みを取り、この連休の予定を立てる。
稀にしか訪れない夫婦の朝はのんびりと昼までベッドから動かない始末。
たまにしかないから早く起きて動くのではなく、たまにしかないからこそお互い安心して寝続けられるのかもしれない。

小旅行のための旅行代理店を探しに昼すぎから旧市街へでかける。

ここでベトナムあるある。(あってほしくないあるある)
旅行にきてツアーを探す際に気をつけなければならないことがある。
ベトナムの海外旅行者のための有名なツアー会社がある。
SHINH TOURLIST (52 Luong Ngoc Quyen str,Hoan Kiem Dist,Hanoi.)
ただこの会社、似たようなニセ会社がハノイ市内に大量にある。本家の会社名も以前はSHINH CAFE だったのだが、同じ名前でニセ会社が増えてしまったために今の名前に変更したらしい。街中にあるSHINH CAFEは既に偽物。そして文字ってつくられたSHINH CAFE TOURISTも偽物。本家と同じ場所に住所登録するニセ会社があるんだから姑息な手口だ。必ずツアーを探す場合はこの本家を探すことをおすすめする。

何も知らずにタクシーで降り立ち目の前にあったツアー会社に入り、実際より高値段で申し込んだのがこの私だ。
しかしながら面白いのがこのベトナム。ニセ会社だからといってニセツアーでぼったくられるわけではなく、正規購入者より若干の値段だが同じツアーにしっかり参加することができている。結果オーライと言ってしまえばそれまでだけれども、これも偶然だったのかもしれないので他の人は是非気をつけて欲しい。

何はともあれ日本の代理店を通すよりも半分近く安いのが英語ツアー。そう考えると日本人向けツアーは少々とりすぎなのではないだろうか。

こんなへんてこなニセ会社での予約を完了し、ハノイで今もっとも気に入っているカフェにやっくんを連れて行くことに。
このカフェの名前はCafe Nha Sun( Ngo 462, ?urong Buroi, quan Ba Dinh,Hanoi)
ここは以前紹介してもらい、その日にカメラを置き忘れていった場所。ベトナムでは物を一度忘れたら戻ってこないのが常識。その常識を覆す素晴らしいオーナーに出会い、わざわざ忘れ物があることを連絡してくれたのだった。
その優しさに対しての恩返しになるかわからないが、出来る限り色々な人を連れて行きたい場所となったのだ。
古い木造建てを回収してモダンな喫茶店としてオープンした。周りは住宅街に囲まれているのだがそのエリア一体はすごく緑が茂っていて涼しく感じる。
無駄な装飾や色彩を使わず、壁を設けない開放的な空間とレトロな家具が置かれたそこはより一層居心地をよくするカフェなのだ。 食べ物が無いのが少し残念だが、落ち着いた気持ちで時間を感じさせない雰囲気は今のところ一番。

そこで一休みをした後には民族学博物館へ向かう。
ベトナムには47ほどの民族があり、部族ごとに文化も違えば言語も違う。同じ国民同士でも話すことが難しいのだから方言とはまた違う。
民族の違いによって家のつくりも違い非常に楽しめる博物館。

[民族学博物館]
(越) Bao tang Dan toc hoc Viet Nam
(英) Vietnam Museum of Ethnology
(日) 民族学博物館
adress: Nguyen Van Huyen str., Cau Giay dist., Hanoi
time: 8:30-17:30
price: 2,5000vnd

2014.05.03

  the ethnic group house no.1 / 民族の住宅その1

 the ethnic group house no.1 / 民族の住宅その1

  the ethnic group house no.2/ 民族の住宅その2

 the ethnic group house no.2/ 民族の住宅その2

140501

vol.245

本日は父の誕生日。
父にとっても初めて迎えるハノイでの誕生日。
ベトナムはNgày Quốc tế Lao động (May day)で休日なのか街は比較的静かで落ち着いている。

午前中は2つの博物館。

[革命博物館]
はフランス植民地時代の20世紀初期の公共建築を代表する建物。 元は税務署として使用されいたのを1959年1月6日に革命博物館として改修した。

内部(参照
2階:19世紀後半のフランスの侵略抗争から始まり、1945年の八月革命を経て、1954年のフランス撤退までの抗仏戦争
1階:1950年代後半から抗米戦争、南北統一後の発展

(越)Bao tang Cach Mang
(英)Revolutionary Museum
(日)革命博物館
address: 25 Tong Dan, Hoan Kiem
time: 8:00-11:45, 13:30-16:15
price: 10,000vnd

[歴史博物館]
フランス領事館だったところを歴史博物館として開設し、後に1925年から7年かけ現在の建物と建設。 この建物は西洋と東洋の要素が融合された「インドシナ建築」

内部(参照
1階:原始時代から1400年頃までの展示 2階:1400~1945年、中部チャンパ王国の彫刻の展示

(越)Bao Tang Lich Su Viet Nam
(英)National Museum of Vietnamese History
(日)国立ベトナム歴史博物館
address: 1 Trang Tien, Hoan Kiem
time: 8:00 - 16:30
price: 20,000vnd
web: http://www.baotanglichsu.vn



午後は市内を散策して事務所の作品を紹介したり買い物。 夕飯は大好きなフランス料理La Badianeへいき両親の帰国前のひとときを過ごした。

毎年両親がゴールデンウィークに国内の各地を旅する。
家族ならばいつでもどこでも参加可能な恒例行事にほぼ参加してこなかった。
理由は学校だったり仕事だったり友人との旅行だったりだが、毎年点々と回る2人と今年は少しでも一緒にいられることが嬉しくて仕方なかった。

 Revolutionary Museum / 革命博物館  source: pinterest

Revolutionary Museum / 革命博物館 source: pinterest

 National Museum of Vietnamese History / 国立ベトナム歴史博物館   source: pinterest

National Museum of Vietnamese History / 国立ベトナム歴史博物館  source: pinterest


きっとこれからはもっと一緒にいられる時間が減っていく。ただ両親がこの数年間続けてきた旅行はこれからも何十年もし続けて欲しい。

happy birthday daddy and thank you mommy for coming.

最後に、
ハノイに住むことがなくても、そしてこの街まで足を運ぶことが難しくても、この日記を読みながら一緒に楽しんでもらえるような、そんな場所であってほしいと改めて思った。

2014.05.01

140430

vol.244

[Xã Bát Tràng (バッチャン村)]
ハノイ市街から南東に約13㎞のホン川(紅河)沿いに位置し、標高が低いために雨季(6月~9月)には町ごと水没することがある。レンガ作りが盛んであったために今もレンガ工場が多いが、15世紀ごろから陶磁器作りが始まり、現在では約100軒の工場が軒を連ねる。村の人口は約5000人で、90%近くが陶器作りに従事している。
日本には16世紀に入ってきて茶人に愛用され、日本人の注文でデザインされたトンボをモチーフにした絵柄は、その後ベトナムでも好まれるようになり一般化し、現在でも数多く生産されている。(wikipediaより)

初めて訪れたその村はずっと前から注目し行きたい場所の1つだった。 陶器がズラリと並ぶ店の数々があり、そのどれもが手作業でできている。
そこで仕事用のカップを購入。この旅の最大の目的を果たした。

[Vịnh Hạ Lon (ハロン湾)]
続いて4度目のハロン湾。 初めて訪れた父がハロン湾の奇岩をみながら感動していた。
何度見ても鍾乳洞の神秘的な空間に対してやりすぎな多色のライトアップは不信感を抱かせるが、それでもすごい好きだ。

長年にわたって形成されてそして変化し続けてきたその過程に比べれば人間なんて本当にちっぽけなものだと感じさせる自然の結晶。そんな鍾乳洞が私は大好きなのだ。

全てをみるには1ヶ月ほどかかるといわれるこのハロン湾を日帰りというのは毎度もったいないと思う。せめて船で数泊する旅をしてみたい。

2014.04.30

 Xã Bát Tràng / バッチャン村

Xã Bát Tràng / バッチャン村

 Vịnh Hạ Long / ハロン湾

Vịnh Hạ Long / ハロン湾

140429

vol.243

明日から2日間休み。
平日を休みにして5連休にする人も多く、今年最後の長期連休を前にみんな若干気持ちが高ぶる。 昼はその前夜祭なのだろうか、韓国料理屋で昼を食べにいった。

仕事を終わらぜ昼には冷静を装っていた自分も高揚しながら荷造りをした。
今晩はカンボジア経由で両親が遊びに来る日。
夜に空港につき、tay ho付近にあるIntercontinental Hanoi Westlakeにて親子の再会。
旅で疲れた身体を癒やすため、バーラウンジでゆったりした時間を過ごしながら久しぶりに親子3人の時間を楽しんだ。

はじめてハノイにきた父がこの3日間でどれだけ驚くのか楽しみだが、既に一度来ている母にも更に楽しんでもらいたい。 ふらふらと生きてきた末っ子娘は自由奔放やらせてもらったのでハノイでおもてなしという親孝行ができればと。

とはいいながら、久しぶりの風呂を満喫してふかふかのベッドで寝られるのも親のおかげなのだ。感謝。

2014.04.29

140415

vol.230

本当に大切なモノは決して失われない。

ふいにブレスレットが腕から消えていることに気づいた週末。
細いチェーンのこのブレスレットは過去にも破損した経験をもつほど繊細なデザイン。
紛失した時期も、場所も分からないために、このハノイの街で一度迷子になったら二度と手元には戻ってこれないだろうと9割諦めていた。

結婚以前にもらったお守りのような物だったのできっとどこかで自分の身を守ってくれたのだと思い、悲しい気持ちでいっぱいだったが家中にない今どうすることもできなかった。

そんな週明けに呆気無くかばんの隅に隠れていたのを発見。
チェーンが切れてそのまま恥ずかしそうに身を潜めていたようだ。

幾度かこの身からちぎれて離れた経験はあるものの必ず再会するこの忍耐強いブレスレット。
本当に大事なものは離れたくても離れられないものなのだろうか。

そんな稀な経験を数年前に同じように経験している母は今日が誕生日。
親子揃って同じものをなくし、同じ場所から見つけている似たもの同士。顔も性格も似ているそんな母も気づけば孫を持ち立派に”ばぁば”になっている。

"いつまでも元気でいてください。"
そんな言葉に日に日に重みが出てくる年になったのだ。
娘に負けず劣らないほど体力のある母には、子育てを終えたこれからの人生もっと好き勝手やってほしいと生意気ながら思う。

誕生日にはよく手紙を送っていたが、今年は難しいのでここで伝えます。

dearest my mom
happy birthday to you.
i always love you.

2014.04.15