0063

今週はHowtomakeの補講が多い、今日も朝から鋳造の補講が行われた。ワックスでの最初のオス型を作った後にウームーというシリコン系型枠を作る。このウームーという響きが好きだ。今週はそのスポンサー参観で忙しいのでみのりに課題を手伝ってもらうことにした。アイデアだしからモデリングまでみのりがしてくれた。2人でやっても楽しい。

11時から電気工学の授業で課題は光量を感知して光の明滅の感覚を変えろというものだった。授業ないにプログラミングの課題が出てやっと楽しい範囲に入った。

金曜日は研究所全体の交流会であるTeaが開催され今回は研究所代表の場所で行われた。伊藤さんと一瞬お話出来た。

それで午後に大きな騒動に巻き込まれた。

ファニータというコロンビア出身の建築家が来週のスポンサー参観のために残りの時間プロジェクトを手伝ってくれるのだが彼女の夫が月末にメディアラボでのポスドクの任期を終えハネムーンを挟んでオランダに移り住むらしい。そんでもって週末に本人たち主催の壮行会があり夫の誕生日も兼ねているらしい。そのために空っぽの家を装飾したいらしくレーザーカッターで薄いティッシュみたいな素材を切りたいというのだ。まあ手伝ってもらっている以上断れず、というかそれを終わらせなければ仕事をしないのでしょうがなく付き合うことにした。誰がみても火事になりそうな素材だったために一応管理者に大丈夫か聞き、注意を払って切るなら大丈夫だと言われた。

で、案の定というか燃え、薄いためにすぐに炎になり、ボヤ騒ぎになってしまった。幸いけが人もいず建物に損傷はなかったので大事には至らなかったがニールや管轄のジョンから詰問された。僕らの対処に問題はなく(蓋を開けレーザーを止め停止させる)その場で助けてくれた人が水をかけたのが悪かったらしい(別の素材でもみ消すのが正しいらしい)がそもそもそんな素材を切ったの最初の原因で、ファニータは使用権限が無いためにそれを行使した僕という至極当たり前の責任配分だった。そうしたらニールはそもそも鎮火のための防火毛布といったそうゆうものが用意されていないのが悪いと場所の安全管理上の欠点を言及しだしそれに困った管轄のジョンはそもそもMITの学生が炎と対峙する事が禁止されているという議論に発展し安全管理上の意思疎通不足になった。レーザーカッター一つでその安全に対していろんな段階があるということが分かったが非常カメラをみたニールがその程度の炎は茶飯事であるという感じになった。

とにかく仕事が山積の状態でこうゆうことがあったので疲れた。

0062

2時頃に起きて英語の課題をやる。15単語探して単語帳を作るのだが、キンドルで溜まりに溜まった単語を選びこなす。結構時間がかかる。終わって少し休んで朝から学校へ向かう。

今週のHowtomakeの鋳造の最初の工程であるオス型の切削講習があった。大判のものの小型サイズなので操作に特に大きな違いはないがそれでも講習中に機械(かデータの調子が悪く)予期せぬ状態で終わっていた。ここまで来るとものを作るとき特有の辛抱強さが学生の中で共有され、失敗にもいろんな種類があると知っている。こちらの学生は本当にみんな口を挟むのが好きだ、解決したい一心なのかただの好奇心なのか機械が不調だったと分かった瞬間それぞの仮説を唱え始めた。

今日はその後に英語の授業で告知通りテストがあった。表面が全く見覚えが無い内容でフィーリングで解くしか無い状態で困ったがしょうがない。おそらくコペンハーゲンで授業をお休みした時の試験範囲だったのだろう。授業も中盤なので朝の課題といいいろんなの出る。これまで最初の作文の授業も返され添削された。これの書き直しと新しい作文の課題がある。地味に効いてくる。輪にかけて来週はスポンサー参観日で大忙しなので来週は二回続けて授業を休むことになる。授業後はそのスポンサー参観のためにモデリングを行う。

0061

一週間のうちで一番盛り上がる日である、朝11時から夜7時までほぼノンストップで授業がある。

午前中に今週のHowtomakeの記録をアップロードし授業の課題を終わらせた。授業は高速だが手中に収めている。だんだんリズムが掴めたというか手なづけている感じだ。

電子工学の授業はセンサーの回で今まで知っていたとは違う分類で勧められ分かりやすかった。科目や講師によるが電子工学の場合は英語のほうがわかりやすい。

今週のHowtomakeの課題は鋳造である。ちょっと大変な週なのでみのりに手伝ってもらおうと思い一緒に聴講してもらった。開口一番にニールから昨日の夜から切削機の調子がおかしいのは自分がバグがある状態でソフトウェアを更新したからだと説明した。やはり教授が自分の手を動かして機器のメンテナンスから何までできる部分はやっている事は当たり前かもしれないがそれができてる人は少ないと思う。そりゃ多少マネジメントなど細事に手をかける必要があるが人の上に立っても手を動かし続ける事ができる人がいる。この能力は盗みたい。豊富な背景知識と一次情報の蓄積と更に理論がいい先生に繋がると思う。

そして今週もニールはダイエットコーラを飲んでいた。コーラが好きな人に悪いやつはいないが、生活をテンプレート化する人も同様に個人的に好きだ。ファッションの文脈ではいつもの普通にあえて固執するノームコアが流行っているが(特別気にして、意識的に、能動的にT-シャツとジーパンを履き続ける事)自分が生きやすいように授業の後半はダイエット・コーラなのだ、と言わんばかりに習慣とゲン担ぎと執着がまざった人間味がすごくいいし、実際授業の後半は急に緊張が緩和し(生徒が今週の成果発表で指されることが無い)リラックスした状態で聞ける。

その後は新入生向けのHowtoが開催され今週は研究所長の伊藤Joiさんが出席された。何度か彼の話は聞いていたが、皆学生が的確に心に響く事をいわれ憧憬の眼差しで感心していた。多分最も忙しい部類の人なので早々に話すまもなく帰ってしまったが、いずれお話できる時間ができそうだ。 少し頭痛が起き始めたが早速今日出た宿題を一つ終わらせ、徐々に痛さに耐えかねて早めに退散し、寝る。

0060

来週末のためのスケッチを引き続き行う。

英語の授業のテストが返却され20.5/21という好成績を残した。木曜日に早速もう一つあるらしい。課題が地味に多いし。

17時からは水金の電子工作の講師オフィスアワー(研究室訪問)で回路のチェックをしに向かう。ほとんど組み上げた状態で行き少し手ほどきを受けいろいろ教えてくれた。髪型と服装が変だが僕は両方いいと思う。実力があるなら身なりくらいはどうでもいいと思う。

How to makeでもう一回り基板制作をしようと思いたち同じ回路で複層の基板を設計し、ビニルカッターで銅シートを切り出したが、その裏側の銅板の切削は最後の追い込みの学生が多く断念した。回路の設計は初めての体験だったが、分からない学生の駆け込み寺みたくなりいちいち教えてやらなければいけない感じが面倒になった。教え合いは素晴らしいいことだが程度の問題だ。前も書いたがマニュアルを読んで欲しい。本人の時間はそれによって半分になるかもしれないが、もう一人の時間を使わせているし、マニュアルを書いた人の時間も浪費している。

0059

もうすぐこちらに来て二ヶ月だ、生活を軌道に載せ学校が始まり課題に追われはじめ来週最初の大きなイベントがある。日記も滞りがちだが、本当に一日一日にしがみついていないとすぐに一週間がすぎる。最初の給料は見事に家賃と食費と光熱・通信費で消え、アメリカで生活していますと心から言える感じだ。みのりのおかげで食費は思った以上に節制できている。

月曜日は授業がないので、打ち合わせと課題・研究に打ち込める。朝から打ち合わせをし、散々に言われ、部屋の平面構成がとても文化の違いによるところが多く、その価値観を一つづつ紐解いていく時間がない感じになってしまった。ならばイベントの時に来客の人びとに聞き間主観的に意見を集積していけばいいのではという流れになった。

17時からHowToMakeの出来を授業TA にみてもらうために研究室訪問時間を利用して見せに行く。開口一番にショートしている箇所を伝えられ、狼狽したがすぐに間違っている箇所を発見し自分でテストを行った。まだ集積回路にプログラミングはできないが電源を確認するLEDはついたので電気は回っているのは確認できた。

帰り道に妹のメディア・ラボ訪問を思い返したのだが、それに関連して同期の学生と本格的な作品をつくろうかなとふと思った。同じプログラミング環境を好み、彼がつくる作品も美しい。早い話馬が合いそうな気がするのだ。その打診を早速したら「その意気だぜ、やろう」と二つ返事で快諾され、来週のスポンサーイベントが終わったあとから打ち合わせをしようという事になった。

小さな決意だが精神的に大きな転機だと思う。ここにいる人達は確かにすごい人たちだ。一級だとおもう、けどだからといってMITメディアラボの名に畏怖してインプットに徹していてよい理由はないのだ。それにだからといって今までの僕のスキルが使い物にならないと決めつける理由にもならない。実際少しづつだが、この場所がどうゆう点でどのレベルか分かってきた。もちろん人や研究グループによってもバラバラだが、牽引・攻略する策を練られるくらいに情報は回収できたと思う。

0058

同じ研究室の同期の中国人のライアンとジェイミー夫妻に連れられて紅葉狩りにニューハンプシャーに出かける。

まずこの日からいきなりすごく寒くなった。予報通り零度下回りキーン露出している顔の肌を指すような寒さだった。これが寒いけど気持ち良い。そしてなんと道中雪にも遭遇する。秋の移り変わりはとても早く車でも話題になったが夏からいきなり冬になるイメージだ。

少しドライブして原色の紅葉がとても綺麗だった。高速を乗ったところからもうすでに美しく、途中でConcord市でおりてひらけたところまでドライブした。

その後道任せにドライブしOrchardが近くにあるというので行くとりんご農園に続きまさかのアップルピッキングに参加する$10で袋いっぱいにりんご狩りをし、温アップルサイダーとサイダードーナッツを食べる。品種はコンコードとマッキントッシュでさすがに新鮮で美味しかった。

その後何故か?アウトレットに行くことになる。ボストンの冬対応のスノーブーツを買おうということになったが長靴でいいということなりかわりに夫婦お揃いのトレーナーと下着を買う。

その後は日本料理の「行っとく!」という居酒屋に連れて行ってもらい夕飯。インターネットを検索してもとても日本人に人気のようでその前評判通り「すごく日本食」だった。ウニの軍艦巻きを頼んだがメーン州で取れるらしく新鮮で美味しかった。あと秋刀魚の塩焼きも。

とにかく一日にいろんなことができてライアン夫妻には感謝だ。楽しかった。

0057

明日は紅葉狩りをするらしいので、宿題を出来るだけ土曜日に終わらせるために朝から基板図にとりかかり、お昼すぎから学校に行き基板の切削からハンダ付けを行い形にする。切削の段階で一度失敗して解像度が追いつかずへんなところがつながっていたのでやり直した。ハンダ付けで手こずるかと思ったが目立った失敗もせず滞り無く終わらせる。みのりも自分の椅子をのりづけしたり、ハンダ付けを手伝ったりと面白がって付き合ってくれた。

もう一つの電子工作の授業のための基板も用意し(といってもグルーガンで電源の部分をくっつけるだけ)家に戻る。夕飯まではその基盤を使ってもう少しすすめる。

充実した休日だった。

0056

疎な感じの金曜日が来た。午前中に相変わら異常なスピードで繰り広げられる、電子工学の授業を受け、結構な量の宿題がかせられる、今週から回路作成だ。

4時にTeaといってメディアラボ全体が一つの研究室に集まってお茶を飲んで団欒するイベントがあるのでそれに参加してみんなと少ししゃべる。母校のSFCから一年間の訪問研究員として滞在している筧先生とも少し話をした。

それ以降はほとんど誰もいない研究室でひたすら課題と研究会ワークをする。

よるに隣に座っているフィルが何やら揉め電話をしていて、彼らがやっていたプロジェクトでクレジットを一人が独占したようでそれを解決するために取り合っていた。彼からも話半分で聞くが、この研究室もいろいろあるらしい。同じプロジェクトなのに一緒に働いていない人がいたりケントの反応が著しく鈍い生徒がいたりと結局は人間の集まりでそうゆう軋轢は生まれるらしい。

0055

峠を超えたのでここからなだらかに次の週の準備にはいる。朝から少し打ち合わせをし英語の宿題を完成させる。

英語の授業後すぐにhow to makeの補講があって電子回路の書き方だった。別の授業をとっているからか、補講の仕方がうまいのかそんなに難しそうな感じがしない。授業のあとに計算の部分は自分で復習し、回路もそれっぽいものを書いた。回路を書いてそのトポロジーを維持したまま基板図にする過程がパズル見たく日本でトイレの設計をしていたその感じと頭の使い方が似ていて楽しかった。

あとは、課題が無いので研究室の仕事につぎ込む。極小スペースに動く家具のために一点集中で朝までプランのスケッチをする。西洋化する前は居間で寝て食べてくつろいでいた、人口が少なく決して密度が高くなかったはずなのに自然と同じ空間で違う機能を持たせていた、いつからそれがひもじく感じいつからLDKが形式化したのか、磯崎さんの本を復讐したくなる。

0054

how to make の日だ。この一ヶ月はその前に電子工学の授業があるので、ほとんど作業は終わっている。それにしても授業のスピードは早い。今期見送ったハーバードの伝説の電気の授業でさえ一学期使うのだが、それをMASでは1ヶ月でやり通す。それを更に1週間でやるのがhowtomakeだ。howtomakeに関しては仕組みの理解をする時間はなく、とりあえずこうすると動く。動かすためにこうゆうことの注意が必要という学習のループを体験させるのが目的のように感じる。それが毎週一人づつあって一学期とおし、記録されているので次年度に継承されていく。授業そのものも成長するシステムになっている。いつ考えてもこの仕組の妙はすごいとおもう。まだ大学で教えてみたいという強い動機はないけれど、そんな事になったら考えよう。関係ないがニールが毎回休憩の後にダイエットコーラを買って後半戦はごくごく飲みながら授業をすすめる。

さて、先週は家具をつくっていてそれも無事完成した。みのりの椅子の接着は次の機会にすることにした。今週は回路設計と基盤設計だ。全然わからない。 4時に終わり、5時から(紛らわしいが)how to というメディア・ラボの生き方講座があった。今週はメンバー(スポンサー)イベントでどうゆうふうにプレゼンすればいいかという指南だった。慶応SFCの人にはお馴染みのORFのようなもので研究内容を紹介するイベントだ。これが月末にあり、ケントから少し発表してみたらということなので準備を始めている。

終わると7時になり、自分の時間になるので英語の宿題をする。

0053

妹が砂漠に帰っていった。ベガスに比べると街のスケールがボストンはスケールが小さいので、交通の感覚も日本に近い、周りの木々と歩くことができるというこちらでは些細なことに感動していた。

朝はhow to makeの課題を終わらせるために工房に行って椅子の接着を行った。日本で家具を作るときにここで万力をできるだけ使って圧着することが重要だと知っていたのでいっぱい使った。万力、もしくはハタガネがいっぱいある工房は信用できる。

その後に麻里子とみのりが来たのでメディアラボの周りを紹介し、いろんな研究室がどんなことをしているのかを説明した。日本語で説明して回るのは初めてだったので、説明できるほど自分が理解しているかよくわかった。opera of the futureという未来の表現を考える研究チームがあるので、そこに所属する同期に頼み説明してもらった。今すぐつながるかはわからないけど、いろいろ発展するといいな。

ご飯を食べ、二人は観光するために外に出て、僕は引き続き課題をするために研究室にのこる。回路図の宿題を終わらせ、グループの研究の為の打ち合わせをした。出来上がるモックアップのクオリティが大変心配だ。とりあえずできればいいと考えてるカルロスと、このままでは高校生が夏の自由研究(高校生はしないけど)でつくった動く棚になってしまう。(恥を承知で言えば)保身のために恥ずかしくないものを作りたい。保身という動機もこういったポジティブな使い方が出来ると思っています。

0052

コロンバスの日だった。日本も体育の日らしい。こちらの休日は日本のそれに比べて各機関に対して必ず休まなければいけないという拘束力はなく普通に平日としてカウントされている勤務先もあるようだ。

朝早起きして少し課題をこなし、そのままサイエンスミュージアムに出向きピクサーの展示を見に行った。常設とは別に開催されているものだったが、展示の質がとても高かった。3DCGアニメーションの背後にあるテクノロジーや数学をわかりやすく展示していて、一つ一つの展示も制作の段階で何をやっているかタッチスクリーンで実際に操作さて(例えば一つのシーンに光を入れたり、シミュレーションを適用したり)体感できる。何より説明ビデオに出てくる人がみなピクサーで働くことがすごく楽しそうで、科学と芸術の両方を持って作られる作品とその環境というのはいいなと単純に羨んでしまった。

その後にヘイマーケット(みのりが時々安売り市場のために出向くところ)に行き、クラムチャウダーを食べに行く。とおもいきやオープンしたてのユニクロを発見し入って上着を購入した。住所が確定しない分冬物を日本から送るのをまごまごしていたら少し寒くなった。これで結構冬までいけるはずだ。クラムチャウダーは美味しかった。普段海鮮が食べれないからとおもい生牡蠣も頂いた。痩せていたので毒はなさそうだ。

さらに、フェンウェイの方に行きスチュアート・ガーデナー美術館に向かう。休日はボストン市民は無龍らしく人も多めだったが中庭で音楽の生演奏があったりと少しピクサーに比べるといささか大人な雰囲気だった。お金持ちのコレクション展のようだが展示室の各部屋(大体1階に4,5室あって、全3階)がそれぞれ違う雰囲気で不思議だった。2年前にできたであろう新館の建物※1がかっこ良かった。

その後ケントの家に招待されていたので僕だけそちらに向かい夕食を食べた。研究室中の人が集められ年に一度やるそうだ。普通の住宅街に突然小高い丘がたっていてその上にある豪邸だった。地下に秘密の部屋があったりして不思議な家だった。白い大きなふわふわした犬が二匹いた。

その後にそのまま家に帰り、近くのテキサス・メキシコ料理に入り二度目の夕食をみのりと麻里子と食べる。お腹いっぱいだったので突っつく程度だったが美味しかった。こちらに来てから生活を整えることで手いっぱいだったのでろくに観光をしておらず僕も(特に)みのりにも新鮮な日だった。

※1:レンゾ・ピアノ設計だった。

0051

昨日24時までデザインしたものを朝7:30時に学校へ行って部材切り出しをおこなった。課題をやるのに日曜朝は一番空いていてゆったりできる。もともと趣味みたいな授業の課題なのでこの時間にやるのがしっくり来る。ひとつひとつ手順を確認しながら機械を操作し、無事切り出し成功。木材が安いのでバリを取らないとさわれないほど棘まみれなので金ヤスリと紙やすりで仕上げる。接着するには時間がなく、そのまま空港へ向かい妹のお迎え。昨日の夜中から一本乗り継いで来てくれた。兄弟ともに異国だけど同じアメリカで会うのも不思議な感じだが、こんな不なこともあんまりないだろうなと思った。

妹のネバダは灼熱の砂漠地帯で、まだ37度らしい。街のスケールもこちらは日本に近く電車や自転車、バスで全然生活できるが対してラスベガスは車がなければ生活できない。同じアメリカでもほとんど違う国だ。

今日は観光といえるような観光は行わず簡単に家のまわりを散歩するくらいで終わった。といっても新宿三丁目から京都に来たようなもので、家族に会いに国内旅行をしにきた感覚なので、観光し尽くしてどうこうしようというハードな感じではない。

0050

途中コペンハーゲンにいってなんか日にちのカウントがおかしくなったが、一応ボストンで暮らし始めて50日らしい。

10時から2軒となりのメディアラボでポスドクだった、(10末にオランダへ移住)ヴァレリオ家からソファベットを譲り受け、運び入れる。今の部屋に対して大きく少々不釣り合いだが、これで客を迎え入れる体制は万全だ。彼はずっと研究者でソフトウェア工学の選考だ。奥さんが僕の研究室を手伝いをしており、その他でも週末にご飯を食べに行くなどとてもよくしてくれている。建築家には新しいツールが必要だと言っていたので、僕が日建時代につくったアプリのクリティークをしてほしいと前からお願いしていた。反応は上々でこれからどのようにした方がいいかとか、メディアラボ内でどのように先生を説得すればいいかなど有意義な助言を頂いた。

その後昼寝などをしてのんびり過ごし、夕方から作業を再開した。今週の授業の課題が大きなものをつくるということなので、足りない椅子をデザインすることにした。ソファベッドといい実は、明日から妹がボストンに二泊三日で来てくれるのだが椅子はそれまでには完成しなそうだ。みのりも誘い夫婦で12時まで椅子のデザインをする。

0049

火曜日から木曜にかけて金曜日は急にワントーンゆったりする。研究室の人も心なしか少ないし(おそらく連休とつなげて4連休にしてる?)週末モードが顕著である。日本の華金っていいっても18時以降にそうゆう雰囲気になるが、こちらでは13時からもう店じまいモードである。逆にこの時間が集中して作業するのに都合がよく、授業が終わったあとは机に打ち込んでいた。

11時から電子工学の授業があり、異常なスビードで話がすすみ、あまりに早すぎて何が起こったのかあんまり理解していないよという顔の生徒もちらほらいた。こっちの授業では授業外での作業にとても頼っている。最初に先生が自分の時間を使わないようにするといえばほとんど授業外の作業は期待していないがそれ以外であれば、基本的に学習のほうは自分でやって授業中は質問と補足という感じだ。参考までによ(時間があったら)読んでおいてと言われるものは読まれているものとして進むし、どちらかというと学習の機会を提供しているといったほうが正しいか。機会は提供するけどそれで何を得るかに保証していないし、その課題の遂行は各々に任せる感じがそのまま実務でも適用されるのだろうと思う。

0048

木曜日はいろいろ詰まっていることがおおい。

10時からヌメリカルコントロールの講習で、今までの工作機械に比べて操作の手順が多くメモを取るのが大変だ。1130に終わったが、カルロスがどうしても打ち合わせをしたいの言うのでケントとやるが絶対遅れるから乗り気ではない状態でしぶしぶやる。案の定昼にメディアラボのタンジブル・インターフェースの日本の中垣さんとのランチに遅れ申し訳ないけどお話出来てよかった。SFCで僕よりも5歳くらい下?なのかな。

2:30から英語のテストがあった。先週休んでいる間にあったものの追試だ。15:30から通常の授業で、ここで最初の小論文の提出があり、生徒同士での校正だった。来週先生に提出だ。終わり次第howtomakeの補習で、機械工学についての回だった。ロボットの設計をしてきた人が基本的な材料特性の話と設計の仕方を機械用のCADを使って紹介していた。と予定をこなすだけで19時になり、頭の切り替えも多かったので少々疲れる。

0047

今日はhowtomakeの日である。だいぶ課題の提出ルーチンを体で認識するようになった。日本の大学時代も建築の設計課題の日がその学期の生活リズムを決めていたことを思い出した。そういえば、母校のSFCに坂茂先生が戻ってくるそうだ。学部一年から修士課程1年までお世話になった先生で僕の中で大学で最初のデザインヒーローだ。遅くても大学の若い時代に何かに熱中する対象に出会えるかでそのあとの生き方にすごく大きな影響を与えると思っている。もちろん何を始めるのに遅いということは無いが、だいたい同じような教育をうけていた高校でそのあといきなり何かの専門を選ぶ大学の変化は大きい。高専もいいと思う。とにかく熱中できて大学にいる間にできれば2つの色眼鏡があるといいと思う。僕の場合は先生と環境に恵まれてか建築とソフトウェアだった。その2つがいい具合に離れていて2つの目の間が離れている分その違いや間に挟まれる多種多様な視点複数の好奇心から探索できた。

今週から受ける授業は一つ増え電子工作の集中講座を大体一ヶ月かけて習得する、Howtomakeでも触れるがなんにせよ授業のスピードが早いぶんどうしても深度が浅いという話を聞いていたので受けることにした。一学期に取る授業としては少し重たいがこの学期で電子工学と機械工学をかじれて自己学習の軌道に乗せられればと思っている。

今週のHowtomakeは大型CNC機械で「大きなものをつくる」という課題だ。ショップボットという大きな板をあつかう数値制御工作機械を使うのだ。NCは数値制御工作機械の略だがその英語での響きヌメリカルコントロールが耳に心地よい。法人名にもヌメリカルっていいとおもう。与えられた木材は安価な木チップOSB板で、反りがすごい。最終課題以外はすべて支給なので贅沢は言えないがもうちょっといい板を支給してくれてもいいのにと思ってしまった。授業はいつものメディアラボ内ではなく、ハーバードの自然博物館の横のレクチャーホールで行われた。近くに写真技術が開発される前に植物のサンプルを学術的に記録するために作られた精巧なガラス細工の展示があるらしくそれがとても綺麗らしい。今度みのりと見に行こう。

日本の授業がわかりにくかったわけではないが、英語の授業のほうが分かった気になる気がする。

0046

宿題をするために5時に起きる。やはり朝は集中できる。

そのまま早めに行き、学校で3Dプリントする。合計2つのモデルを作るのに3時間くらいかかるという予想完成時刻だった。9時に出力を初めて12時ごろみたら片方がうまく行っておらずぐちゃぐちゃになっていた。小さくして再度やり直したらなんとかものになった。それにしても3Dプリンター気にしない間に随分と性能が上がった気がする。結構うまく出来た。

その後にカルロスと打ち合わせを行い、そのまま作業部屋の掃除を行う。汚い。今まで使ってきた人がなんで気にしないのかわからないがこうゆう作業環境でいいものができると思えないくらい汚かった。さっさと最小限掃除をする。

午後に一ヶ月限定でメンバーが増員された。よく金曜や土日に夫婦揃って一緒に食事行く仲のファニータだ。彼女は建築家でしゃべり方も考え方も生粋の建築家だ。カルロスは機械工学なので伝わらないイメージがあったり認識に齟齬が出るが流石に同じ畑だけあって話しやすい。樹をみて森もみて葉もみる視点を身につけたい。

How to make の作業状況をネットにアップロードする必要があるが、睡魔にやられて寝てしまう。

0045

帰ってきてから最初の学校だ。一週間来なかった分の宿題を2倍でやらねばならない。打ち合せも多い。眠い。のどが痛い。

自分だけかもしれないが自分がやって来たことを自分のものとして咀嚼して代謝するのに時間がかかる。大体3年くらいあとにこうゆう事だからそうしたのかと、自分を理解するのに時間がかかる。反省に近いかもしれないし、そもそもプロジェクトの数をこなしてないからかも知れない。

今のプロジェクトに色々疑問が出てきた、理解の解像度が上がれば上がるほど疑問が増える研究の醍醐味を少しづつ感じてきた。

0044

朝寝坊した。びっくりするほどではないから問題はなかったが林さんが起こしてくれて助かった。起きたら喉が痛かった、夜歩きすぎたか。行きの電車の乗り継ぎで遅れた分を取り返し無事帰路に。ヨーロッパは往来が多いからか空港のシステムが洗練されている。それならアメリカも同じような気がするが、産業経済圏が広くて各国得手不得手ありながら多様な考え方があるから洗練されているのだろうと思った。またもやAmsterdam経由だったがボストン行きの長い機内が中の列の真ん中の席で、両手に巨漢だった。左の人は収まってない。ただし体調が悪いので寒い機内も二人が断熱材になって暖をとれた。でも、二人は冷房がんがん体に当てていて気温的になんだかわからない状態だが皆満足していたとおもう。東から西の便で時差分得するけど喉が痛くてむしろ早く寝たい。コペンハーゲンのカンファレンス参加、とにかく良い知的刺激だった。今は学生である立場上、勝手に投稿できないが、逆に日建のDDLはある程度その自由が残されていたコンスタントに発表していったほうがいいと思う。

予定よりも30分早くボストンに到着し、みのりが迎えに来てくれた。帰りにビタミン剤を購入し、葛根湯と風邪薬とともに摂取。その後にすぐにJeanの送別会、彼女は隣に座ってる学生の奥さんで、シンガポールの貿易?関係の会社で働いている。今回はハーバードの情報科学系の短期単位?取得のためにやや眺めの滞在をしていたそうだ。台湾人コミュニティに入れてもらい、ハーバード大のデザインスクールに通う人やMITの建築やいつもいるような分けわからない勉強をしている人などなどいろいろいた。日本で色んな所でお世話になっているnoiz architectsでインターンしていた人ともつながった、世界がせまい。